メモ書き程度の読書記録

3日に1冊程度更新します

いま、会いにゆきます 市川拓司 2020/09/28~29 

 

いま、会いにゆきます (小学館文庫)

いま、会いにゆきます (小学館文庫)

 

 

市川拓司さんらしい優しい世界。

澪が亡くなった一年後、6週間だけ会いに来てくれたときのたっくんと佑司の今にも泣きそうな顔が目に浮かんだ。
 
特別なことより日常的なことが大切だと言う歌詞や言葉はよく耳にしてきたが、この本以上にそのことを感じられる本はないのではないだろうか。他愛の無い会話も繰り返される言葉もその仕草も愛おしく思えた。恋人をもっと大切したいと思った。
 
この物語は映画化され、主演は竹内結子さん。実際の彼女を重ねずに観ることは難しく、泣いてしまった。もう一度澪のように戻ってきてくれないだろうか。