メモ書き程度の読書記録

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ホワイトラビット 伊坂幸太郎 2020/10/10~12

 

ホワイトラビット(新潮文庫)

ホワイトラビット(新潮文庫)

 

 

大どんでん返し。面白すぎた。物語は、一つの立てこもり事件を描いている。ただ、普通ではない。そもそも家に死体があったり、犯罪グループが絡んでたり、時には警察を騙したり、と。状況は複雑なのだが、読みやすさが抜群で後半の種明かし部分ではいよいよ手が止まらなくなる。え、え、この事件どうなるのと思わずにはいられない。
 
作中に出てくる黒澤の頭のキレには惚れ惚れしてしまうが、兎田も奥さんのためによく頑張ったと思う。彼らの緊迫したシーンが作品を素晴らしいものにしてくれている。
 
きっと伊坂ワールドにはまってしまうだろう。