スロウハイツの神様(下) (講談社文庫) 作者:辻村 深月 発売日: 2010/01/15 メディア: 文庫 スロウハイツに住んでみたくなった。最終章、千代田公輝の真っ直ぐな優しさが胸の中に心地よく残る。環の暗く悲しい過去に何も言わず、気づかれないよう寄り添う姿、…

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) 作者:辻村 深月 発売日: 2010/01/15 メディア: 文庫 クリエイターたちの物語。漫画家、脚本家、画家。 単純にこんな生活ができたら楽しそうと思ってしまった。けど、現実は厳しいだろう。 小さい頃からの夢はある日自分…

家族シアター (講談社文庫) 作者:辻村 深月 発売日: 2018/04/13 メディア: 文庫 ７つの短編物語。心温まるエピソードもあれば、心苦しいものもある。 その中でも、「孫と誕生会」は目頭が熱くなった。頑固で真っ直ぐなおじいちゃんと孫のお話。友達の誕生会…

ホワイトラビット（新潮文庫） 作者:伊坂幸太郎 発売日: 2020/07/10 メディア: Kindle版 大どんでん返し。面白すぎた。物語は、一つの立てこもり事件を描いている。ただ、普通ではない。そもそも家に死体があったり、犯罪グループが絡んでたり、時には警察を…

余命10年 (文芸社文庫NEO) 作者:小坂 流加 発売日: 2019/03/22 メディア: Kindle版 余命10年って告げられたらどうするかな。 とことん楽しいことをして、幸せな時間を過ごしたいと思うけど、現実は厳しい。激しい運動はできないし、お酒だってそんなには飲め…

こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫) 作者:拓司, 市川 発売日: 2016/05/07 メディア: 文庫 優しかった。物語全体を流れる空気も澄み切っている優しさで、こんな風に世界が終わるならいいとさえ思えた。青い光が降りそそげば、人もものも全て凍…

恋愛寫眞 もうひとつの物語 (小学館文庫) 作者:市川拓司 発売日: 2013/01/21 メディア: Kindle版 タイミングなのよね、といったみゆきの言葉が今でも残っている。初めから誠人はみゆきのことが好きで、大学を卒業していった。どこかしらで好きが重なっていた…

そのときは彼によろしく (小学館文庫) 作者:市川 拓司 発売日: 2007/04/06 メディア: 文庫 幼馴染みの女の子との恋愛を描いている。初恋の女の子に生涯想いを馳せることって素敵だと思う。けど、なかなか無いね。それがいい。 市川拓司さんの作品に出てくる…

いま、会いにゆきます (小学館文庫) 作者:市川拓司 発売日: 2012/10/12 メディア: Kindle版 市川拓司さんらしい優しい世界。 澪が亡くなった一年後、６週間だけ会いに来てくれたときのたっくんと佑司の今にも泣きそうな顔が目に浮かんだ。 特別なことより日…

アミ小さな宇宙人 (徳間文庫) 作者:エンリケ・バリオス 発売日: 2005/08/05 メディア: 文庫 読むのは３度目くらいだが、色褪せない愛に関する想いが詰まっていた。 今地球で起こっている争いごと、環境破壊はまだまだ愛の水準が低いので起こっていると。 地…